住まいを探すにあたって、まず考えなければならないことが資金面です。
低金利時代ということで当初の返済額はぐっと抑えられたものになり、多額 の住宅ローンを組むことに抵抗感が少なくなっておりますが、長期の返済に なる住宅ローンについては、買った後のことを考えなければなりません。
ここ近年、ファイナンシャルプランナーという肩書きを持つ人(私を含め) が多くなってきました。おそらく皆様の周りにも探してみれば、仕事にして いるかいないかは別として、数人のファイナンシャルプランナーがいると 思います。
ファイナンシャルプランナーは、お金に関する相談を受けるのですが、その 人たちがお題目のように最初に言うことは、人生の3大支出についてです。
人生の3大支出とは、「住宅費」の他に「教育費」「老後資金」になります。 文字通り、人生の中で多額の支出をする項目になるのですが、長期の住宅 ローンを借りた場合、その返済期間中に教育費の支出や老後資金の準備を しなければなりません。
そうです!3大支出の時期がダブル・トリプルに重なるのです。 さらに、金利上昇や住宅の維持・メンテナンスコストなどもかかります。 また、住宅を買ったために、外食も減らし、旅行にも行けず、お洒落も駄目、 趣味も制限されるのでは、ストレスが溜まってしまいます。
大事な事ですので何度でも書きますが、住宅ローンを組む際には、当初の返済額だけで
考えるのではなく、借りた後のことまで考えなければなりません。
と、ここまではファイナンシャルプランナーの領域で、聞いたことがある人 も多いと思いますが、ここから不動産実務に携わるファイナンシャルプラン ナーとして一歩進めた点を確認しています。 それは、住まいが人生の中でどのくらいの価値観があるのかということです。
人の価値観が多様化した現在では、不動産(自宅所有)が全てではありません。
子供の教育が第一優先という方もいれば、趣味や余暇が大事という方、 老後の不安をなくすことが第一、趣味が庭とか家という方、人それぞれの 価値観があると思います。
前項の資金面は、問題なくするのは当然のことですが、それと併せて、満足 感を得ることもちょっと必要です。納得・満足をせずに購入して、不満を 持ちながら生活するのでは、なんのための購入か分かりません。
もし、資金的に厳しいことから妥協して買うなら、買う時期を思い切って 遅らせてみるのもひとつの方法です。
自分たちの資金力(今と未来)から、どのくらいの住まいが買えるのか、 それは自分たちの価値観・人生と合っているのか、よく考えてください。
そして、この一歩がとても大事な分かれ道ですので、もし、これからの住ま
いをどうしていけばいいのかもやもやしている時は、プロにじっくり相談してみて下さい。
『追伸』
各病院や医師でも、それぞれに得意・専門分野があるように、ファイナンシャ ルプランナーにも、それぞれに強み・特徴があります。一番多いのは「保険」 で、その次は「証券・投資」でしょうか。
もし、住まいのことを相談するために、ファイナンシャルプランナーを探し たい場合は、「住宅」について精通しているかどうかを見極めて下さい。 私に「投資」のことを聞いても初歩的な答えしか出来ません。骨折したのに 皮膚科に行っても駄目なのと同じです。(乱暴な例えですいません)
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