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1.住宅ローン基礎知識

当初優遇か全期間優遇か  (06.03.18)

 ここ数日、ローンの組み方借り方についてのご相談が多くございました。今後の金利上昇が色濃く見えてきたことから、どういうローンを組むのが良いのか悩まれているのかと思います。そのうちの1例をお知らせしますので、ご参考にしてみて下さい。

[前提条件]
 ・期間35年 ・3,200万円 ・金利現状 ・固定終了後は3年固定
 ・月々均等のみ、ボーナス加算なし
 ・当初優遇はキャンペーン、全期間優遇は△0.8%+保証料なし

 ◇当初優遇パターン

 1.全額3年固定の当初1.1%→4年目以降2.0%
   月91,829円 →月104,825円→利息総額11,558,973円
  (→金利が1%上昇すると月120,463円)
  
 2.全額5年固定の当初1.7%→6年目以降2.0%
   月101,143円 →月105,368円→利息総額12,001,366円
  (→金利が1%上昇すると月120,187円)

 3.3年固定と5年固定の組み合わせ
   月96,485円→月105,096円→利息総額11,779,845円
  (→金利が1%上昇すると月120,325円)

 ◆全期間優遇パターン

 4.全額3年固定の当初1.6%→4年目以降1.6%
   月99,554円 →月99,554円
   →利息総額9,812,486円(さらに保証料約60万円減)
  (→金利が1%上昇すると月114,789円)

 5.全額5年固定の当初2.4%→6年目以降1.6%
   月112,689円 →月101,129円
   →利息総額11,167,925円(さらに保証料約60万円減)
  (→金利が1%上昇すると月115,694円)

 6.3年固定と5年固定の組み合わせ
   月106,121円→月100,341円
   →利息総額10,489,914円(さらに保証料約60万円減)
  (→金利が1%上昇すると月115,242円)

 ☆上記6パターンを下記項目で順位付けをしますと
  以下のような順になります。(見方:左側の方が良い)

 1.借入経費(利息や諸費用)の有利さ(お得度)
   4→6→5→1→3→2
  (金利1%上昇時:4→6→5→2→3→1)

 2.当初の負担の少なさ(家計の余裕度)
   1→3→4→2→6→5

 3.金利上昇時の負担の多さ(金利上昇リスク)
   4←6←5←2←3←1

 この順位付けの項目で何を重視するかで、どのパターンが良いのかが見えてきます。この結果は、固定期間の組み方や繰上返済、金利上昇の予測などにより変わることがあることを、予めご了承下さい。

 なお、全期間優遇の場合、保証料(初期諸費用)がないため、借入金額を減らすことができる可能性もあります。


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