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今月は、みなさん(特に業界が)注目の、ゼロ金利解除後初めての 住宅ローン金利見直しがあり、大手都市銀行の金利が出揃いましたので、 臨時号外として、速報とコメントをお伝えします。
主要都市銀行の主な8月実行金利は、以下の通りです。 (比較しやすいように全期間優遇適用後で表示します)
・3年固定 三菱東京UFJ:2.1%(+0.1) みずほ:2.0%(±0) 三井住友:2.1%(±0.1)
・5年固定 三菱東京UFJ:2.65%(±0) みずほ:2.55%(±0) 三井住友:2.6%(+0.05)
・10年固定 三菱東京UFJ:2.85%(−0.05) みずほ:3.05%(±0) 三井住友:3.05%(±0)
・35年固定 三菱東京UFJ:3.27%(+0.03) みずほ:------ 三井住友:3.27%(+0.03)
この結果を見て、どう感じられましたか?
ゼロ金利解除に伴い、短期プライムレートが引き上げられ、 金利が上がる上がると騒がれた割には、思ったよりも引き上げ幅は少なく、 ほとんど変わらないと言えます。
私の勝手な推測ですが、こうなった理由として
1)庶民イジメのイメージを緩和するため 2)8月の資金需要が少ない時期なので資金手当てができた 3)住宅ローン競争の激化の結果、他行流れないようにするため
と考えてみました。
日本経済新聞では、次のように伝えております。
・ゼロ金利解除の影響がじわりと出てきた
・変動金利は10月に0.25%上がる見通し、8年ぶりの水準
・各銀行により戦略の違いが見える みずほ→短期固定客の取り込み狙いから金利据え置き 三菱東京→適度な固定期間の需要から10年〜20年の金利引き下げ 三井住友→長期固定を他の大手より低くし取り込みを狙う
・FPの見解を紹介 資金に余裕のある人は短期固定で繰り上げ返済を 教育費の負担がある人は長期固定でリスク回避を
論調としては、金利上昇に向かいますよ! 確かに、これから上昇していくことは間違いないとは思います。
しかし、今までが低すぎた(底といってもいい)のであって、 動くとしたら上がるしかなかったのですから、当然といえば当然。
また、今回程度の金利上昇なら、何も無い時でも、今までに何度も あったことですから、ゼロ金利解除の影響ではなく、 単純な金融市場の影響ではないかと思います。 これからもこの程度のことは頻繁に起こるでしょう。
変動金利も10月に引き上げられるということですが、この程度の 引き上げならば、不動産市場にも大きな影響はないと思います。 それよりもこの引き上げ以降、どの程度上がるのか、 それがいつになるのかを考えていく必要があります。
もし、今回の金利上昇後、金利が微増減程度の安定になれば、 やはり低金利水準であることは変わらず、いますぐ焦って購入に 動き出す必要はないし、購入するにしても低金利で 購入しやすい環境であるのは変わらない。
この程度なら地価上昇の影響の方が購入環境には よっぽど大きな影響を与えています。
しかし、金利上昇が急ピッチになり、高水準まで上昇してから 安定するかもとご不安な方は、それなりの対策と動きをしても 損をするわけではないので、ダメということではないですよ。 保険と同じ考え方です。
記事でも紹介されていたFPの言葉をそのものを単純に 受け止めるのではなく、この両方の意見を総合すると真理が見えます。
肝心なのは短期的なことだけを見て判断するのではなく、 長期的な視野で考えましょうということ。そして、自分たちにあう 住宅ローンの選定と対策をしましょうということです。
単純に「金利上昇局面だから長期固定ですよ」という教科書に 書かれていることをそのまま言うFPは、 「金利が上昇するから早く買った方がいいですよ」と言う 不動産や住宅の営業マンと同レベル。
住宅ローンの選定そのものは実務的なテクニカルの話であって、 本当に考えなければならないのは、今購入すべきなのか、 購入しても大丈夫なのか、購入したい物件なのか、 購入しても問題ない物件なのかを見極めることです。
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