プライベートバンカー前田和彦著の「借金国家から資産を守る方法(不動産編)」を読みました。内容は、様々なリスクから考え、不動産は購入しない方が良い、所有している不動産は売却した方が良いという内容です。では、なぜそうなのか内容を見てみましょう。
[概要]
・マンションの過剰供給が地価値上がりに水を差し、不動産不況を引き起こす。マンション業者は借金漬けで、すでに死に体。融資している金融機関も道連れ。
・少子高齢化でマーケットは縮小し、住宅需要は減少。住宅が余る。都市が集約化され、人が住むところと住まないところに分かれる。人口が減る国の不動産は上がらない。早めに見切りをつけるのが良い。
・大増税時代を迎え、社会保険負担の増加など、可処分所得が減少し、家計に占める住宅ローンの割合が大きくなる。雇用環境の変化もあり、異常なまでの長期間に渡る住宅ローンは、金利上昇リスクも考えると危険。
・不動産投資も空室リスクや資産価値の下落などから、とても危険。管理も大変で、業者に任せれば、むしり取られるだけ。地域のことを知らない海外不動産投資は論外。REITも同様で、人口減少で、賃料減少、空室率も上がり、配当は減少し、暴落する。
以前より言われてきた不動産へのリスクやこれからの推察で、内容に疑問を挟むものはないも、特段と目新しいものはないです。本書を通して感じたのは、不動産そのもの未来も完全否定していますが、それより前に「日本」の未来を否定していることです。
日本の未来はない=日本の不動産の未来もない。円もダメ、日本株もダメ、資産は海外に。
私は、不動産購入そのものは否定していません。しかし、購入する際は、
・資産価値を重視して利便性 か 資産価値は割り切る ・住宅ローンは安全な範囲で(余力を持って) ・住み替えできるように(何かの時に対応できるか) の点を確認することが最低ラインだと思います。
そして、筆者が言うように、国は頼れない、頼れるのは自分だけを念頭に、しっかり考えて準備をしていく必要を感じています。
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