「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?(身近な疑問からはじめる会計学)」という本を読みました。著者は、公認会計士で会計のプロですが、この本は会計学と言うよりは、日常のお金に対する考え方を分かりやすく書いたもので、誰にでも関わる内容だと思います。いろいろ気づかされる点も多く、このお金・数字の基本からどこまで発展させられるかは、読者次第でしょうか。
[概要]
・基本は、売り上げ−経費=利益。企業が継続するための利益は、売り上げを上げるか経費を落とすしかない。節約はパーセンテージではなく絶対額で考える。
家計では→毎日100円の節約より、年5万円の節約の方が現金が残る。普段チマチマ、たまにバーンでは危険。節約した気になっているだけ。でも、両方なんでしょうね。
・本業だけで考えるのではなく、副業で儲かれば商売は成り立つ。しかし、本業と副業がバラバラになってはいけない。密接に関わり相乗効果が出るように。
家計では→副業や株式投資などは、自分の趣味、特技、仕事を生かす。
・在庫はコストが掛かり、いかに在庫を減らし効果的な運営が出来るか。しかし、在庫が無くて売り上げが減っても駄目。在庫は、資金繰りへも影響する。
家計では→「いつか使うかも」はだいたい無駄。使わない物はさっさと捨てる。単価を高い物を買った方が得になることも。安物買いの銭失いとは、よく言ったものですね。住まいでも収納が少ない、家が狭くなったと、大きな家に住み替え建て替えをする方も多いですが、スパッと捨ててしまって、その分建物を小さく出来ればどれだけの節約になるでしょうね。
・新たな(より高く)機会損失はマイナス。不良在庫と同じくらい怖く、最大売り上げに合わせる目利きが大切。
家計では→目標は少し高めにすると限度最大の効果。
・債務超過でも現金があれば、運営していける。
家計では→住宅ローン残高>自宅の売却想定価格という債務超過状態であっても、住み続けるのなら、毎月(毎年)の収支がプラスであれば問題ない。繰り上げ返済して債務超過を解消しましょう、その返済資金を保険の見直しで作りましょうは意味無い。現在、将来の収支を見て考える。
さらに→どれだけ自由になる現金があるかで、生活の豊かさゆとりが分かる。これを常にプラスにする。マイナスの時があっても、それを埋める余力があれば良し。繰り上げ返済をし過ぎると資産状況は良くても、家計状況は悪い。家計状況をカバーできる以上の余裕分だけ繰り上げ返済を。
・数字のセンス、分析力は大事。
家計では→50人に1人無料は、2%割引と同じ。5%割引で確実に得するか、一発勝負に出るか。これを50回繰り返すと、1万円×(50回−1回無料)=49万円>1万円×50回×95%=47.5万円
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