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4.社会、経済、不動産

 理想の住まいアンケート (08.08.03)

日本経済新聞に、理想の住まいについてのアンケート結果が掲載されました。賃貸と持ち家を対照的に分類しているもので、各々にメリット・デメリットがあり、どちらを選択するか、すごく迷うもので、とても難しい判断になることが窺えます。

≪アンケート内容:日経プラス1・平成20年8月2日≫

◇持ち家のメリットは
1.老後の住まいに不安がない(245人)
2.自分の資産になる(173人)
3.ローン終了後の住居費負担が少ない(165人)
4.自由にリフォームができる(123人)
5.マイホームを手にしたという満足感(84人)
6.子どもに不動産として資産を残せる(81人)
7.社会的な信用を得られる(63人)

◇賃貸住宅のメリットは
1.長期にわたりローンを抱えずに済む(177人)
2.リフォーム・修繕費が原則かからない(168人)
3.転勤しても住み替えが容易(146人)
4.固定資産税がないなど税負担が軽い(124人)
5.家族構成が変化しても住み替えが容易(112人)
6.初期投資がかからず、日々の生活費に余裕(101人)
7.持ち家に比べ近所つきあいが煩わしくない(89人)

持ち家と賃貸住宅の住宅コスト40年間分を比較するとほぼトントンという試算結果も同時に掲載されています。


このアンケート結果は、それぞれのメリットデメリットをほぼ網羅している内容になります。さらに、持ち家のメリットは賃貸住宅のデメリットにもなり、賃貸住宅のメリットは持ち家のデメリットにもなるというように裏表の関係になります。

アンケートを裏返してみると、賃貸住宅のデメリットとして、老後の住まいに不安なこと、資産にならないこと、住宅の利用に制限があること、賃貸住宅という不安感があるなどでしょうか。ただし、住宅ローンを組まずに購入するならまだしも、賃貸住宅ということだけで社会的な信用を得られないということはないかと思われます。

逆に持ち家のデメリットとして、住宅ローンの返済や税金・修繕費などの経済負担が大きいことによる不安と家計圧迫、住み替えがしづらいことなどでしょうか。近所つきあいが煩わしいことは、賃貸住宅でもある程度はあると思います。しかし、近隣関係に問題があった場合、住み替えるという手段も使いやすくはなります。

これらのメリット・デメリットをすべてうまい形にするのはかなり難しいものです。あるとすれば、住宅ローン負担がない、もしくは、なくすことができる状態での持ち家でしょうか。住宅ローンがなければ、住み替えの容易さも増し、家計の負担も減少する。さらに、利息負担がなくなることで、住宅費用の比較でも有利になることも考えられます。

これらのことを考えてアドバイスをするなら、持ち家の場合、住宅ローンを大きくすることなく、いざとなったら返せる(賃貸にしての家賃収入確保も)ということを考慮することと、住み替えしなくてもいいように、よく考えて失敗しないこと。※物件選びの段階ではなく、探す前の検討を特に。

賃貸住宅の場合、家計負担が楽な分、ついつい無駄な消費をしがちなのを抑え、貯蓄を心がけることでしょうか。特に人生全体の中の住宅について、よく考えておくこと。

この問題は、ニワトリとタマゴのように結論が出ないものです。自分たちにあったものを選択することと、よく考えてみることが大切になります。

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